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2025/11/23 不動産投資
目次
不動産投資を行う上では、物件選び・融資・税務・法律など多岐にわたる専門知識が必要です。体系的に学ぶには、すでに投資を行っている人の経験や知恵から学ぶのが良いでしょう。セミナーやネットからの情報を得ることもできますが、初心者には書籍を通して学ぶことをおすすめします。書籍には、著者が時間とお金を費やして得た成功法則や失敗経験が詰まっています。単に知識を得るためだけでなく、リスクを回避し、再現性を高めるための思考の型を学ぶことができます。
この記事では、初心者が失敗を避けるために読むべき投資本と、その活用ポイントを紹介します。
書籍を読むことで、不動産投資の見えない落とし穴を事前に知り、対策を講じることができます。
例えば、初心者が陥りがちなのが、「高利回りに振り回される」ことです。
築30年の地方アパートを表面利回り10%以上で購入したものの、空室や修繕費で実質利回りが5%以下に落ち込むといったケースが見られます。また、金融機関からの提案を鵜呑みにして返済期間や金利を決めてしまうと、修繕や金利の上昇に対応できなくなることもあります。
さらに、税務や法務の知識不足は、想定外の税金トラブルや出費を引き起こします。節税を求めすぎるあまり、専門用語だらけの契約書の落とし穴を見落としてしまうこともあります。
そして最も重要なのが、「出口戦略の欠如」です。投資の目的やゴール設定があいまいな場合、売れ残りリスクを抱え、資産価値の下落を招くこともあるのです。
全体像を解説した書籍で、将来の市場予測や物件の売却適正価格を算出する方法を学び、投資の最終ゴールを明確にすることで、これらの根本的な失敗を防ぐことが可能です。
不動産投資は、区分・一棟・戸建などの物件選びやエリアによって戦略が異なります。まずは基礎知識を身につけ、目指すゴールを設計しましょう。今回ご紹介するものは、マインドセットから実践、リスク回避まで幅広い内容を扱っています。
不動産投資に特化したノウハウ本ではありませんが、投資家として身につけたい思考法と「経済的自由」の考えを学ぶ上でおさえておきたい必読書です。「資産と負債の区別」を行い、資産を積み上げる考えを学ぶことができます。この本では、不動産が安定的にキャッシュフローを生み出す資産の代表格とされています。「現金が入ってくるキャッシュフローの重要性」といった根本的な原則を理解した上で、不動産投資を行う上での知識を身につけましょう。
物件選びから契約、購入後の空室対策までを1冊に網羅した入門書。基礎情報が整理されて分かりやすく伝えているため、全体の流れを学びたい人におすすめです。最初の不動産を現金で購入し不動産投資の流れを理解して投資を広げていく戦略を提案しています。また、不動産投資におけるリスクとその回避方法も書かれているため、不動産投資のメリットだけではなく、注意すべき点も明らかになります。著者による、丁寧な解説も特徴です
自己資金が少なく、再現性の高いステップで副業として不動産を始めたい会社員に実践の道筋を示す1冊。最低限の自己資金で、リスクを減らしてキャッシュフローを着実に増やす方法を伝え、300万円のスタート資金で10年後に年間1,000万円の家賃収入を目指します。売買仲介業者に聞くべきことリストや現地調査のチェックリストなどもあり、サラリーマンでも無理なく取り組める手順が凝縮されています。新版では、令和の時代に求められるアイデア集や、融資の活用法などもアップデート。再現性の高さも評価されています。
融資に不安がある人、数字に強くなりキャッシュフローを最大化したい人におすすめなのが、金融・銀行交渉について書かれているものです。銀行との交渉術、融資の組み方、資金繰りの考え方を徹底解説しており、キャッシュフローの安定という最も重要なテーマについて深く掘り下げています。実践的なテクニックも多く、初心者にも分かりやすく理解できます。
物件選びや運用だけでなく税金の知識も不可欠です。投資家が知っておくべき税務の基本から、実践的な節税テクニックまでを体系的に解説した一冊です。所得税・住民税・法人税・消費税など、投資に関わる税金の仕組みをわかりやすく整理し、個人・法人それぞれの節税戦略を具体的に紹介。確定申告の注意点や税務調査への備え方、法人化のメリット・デメリットなども書かれています。

全体像を掴んだ後は、空室対策や賃貸管理に特化した書籍など、物件の課題に合わせた専門書を読み進めるのがおすすめです。中古物件を考えているならリフォーム関連の本、区分マンションの運用を深掘りしたいなら管理費や修繕積立金に関する専門書など、次のステップで必要な知識を補強しましょう。
不動産投資に関する書籍は失敗から自分を守り、安定した結果を出すためには欠かせない存在です。書店でもさまざまな書籍が並んでいます。まずは自分の目的に合った1冊を選びましょう。読み進める中で、物件の種類や投資スタイルが明確になってきたら、空室対策やリフォーム、管理費などに特化した専門書で知識を補強していくのがおすすめです。
不動産投資の書籍は、失敗を防ぎ、安定した成果を導く羅針盤です。さっそく1冊手に取ってみましょう。
【著者:ワイズアカデミー(株)】
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